SF鈴鹿テスト(2/18-19)レポート

Super Formula

新体制で臨んだテストを好感触で終える

San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 組田龍司)は、2 月 18~19 日、鈴鹿サーキットで行われた、スーパーフォーミュラ選手権公式テストに参加しました。
今シーズン、新たな体制でシリーズに挑むチームの初走行は、両日ともに、日本列島を襲った寒波の影響で雪に見舞われ、二日目の走行はすべてキャンセルとなってしまいました。
限られた走行時間となりましたが、小出峻選手は、今シーズン仕様の鮮やかなカラーリングのマシンで積極的に走行を重ね、デビュー戦に向け手応えを掴んでテストを終えました。

■1日目(走行時間:10:00〜12:30 / 14:00〜16:30)
午前のセッションは、ウェットからドライに変化するコンディションでしたが、ピットインを繰り返しながら積極的に周回を重ね、8番手となる1分38秒485をマークしました。
午後は、完全なドライコンディションとなり、小出選手は早々に午前のタイムを上回る1分37秒312をマークすると、決勝想定のロングランテストを挟んで、走行終了間際のアタックで、1分36秒931までタイムアップしました。周回数も2セッション合計で74周と、参加車両のなかで最も多く周回し、有用なデータを蓄積することができました。

ドライバー Session1タイム(順位) Session2タイム(順位)
50号車 小出 峻 1分38秒485( 8/22) 1分36秒931(14/22)
  • 天候:晴れ、コース:ウェット→ドライ
  • 気温:6℃(Ses.1)/10℃(Ses.2)、路面温度:9℃(Ses.1)/17℃(Ses.2)

■チーム監督 本山 哲コメント
「良いテストでした。新メンバーになりましたが、ドライバーとスタッフ全員の頑張りで、開幕戦で戦える雰囲気ができつつあります。小出選手も昨年のテストから進歩が見られましたし、チームとしても手応えを感じることができました。Q1突破、ポイント獲得には、もう一段レベルを上げる必要はありますが、そこが確実に見えている状態にあると思います。多くの周回数も稼ぐことできましたし、開幕戦が楽しみです」

■チーフエンジニア 村井 寛太コメント
「SFは高いレベルで瞬時に判断を求められるので、異次元の難しさがあって刺激的です。午前のセッションは、持ち込みのセットから修正するのに少し時間を費やしましたが、良い方向にセットアップできました。小出選手とは事前に意思疎通の練習をしてきましたので、それも功を奏したように思います。新しい仕様のタイヤと東コースの舗装の変化は、新体制のチームにとってはポジティブな要素としてとらえています。テストは悪くない結果でしたので、なるべく早いうちに上のチームと戦えるレベルに持っていきたいと思います」

■ドライバー 小出 峻 選手コメント
「新仕様のタイヤや舗装の変化を気にしているチームが多かったようですが、うちのチームは体制も一新され、先入観のない状態で臨んでいるので、あまり問題になることはなかったですね。全体的に感触は悪くないですし、決勝想定のロングはすごく良かったので、そこをキープしつつ、予選のアタックでもう一段階上げるべく、村井エンジニアとディスカッションしたいと思います。今年はチャレンジャーとして、シーズンを通して成長することを目標に、開幕大会に臨みたいと思います」


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