FIA-F4第11,12戦オートポリス(10/19-20) B-Maxレポート

FIA-F4

DRAGON選手が優勝、今田選手3位でランキング1、2位を守る

B-Max Racing Team(チーム総代表 組田龍司)は、10月20日にオートポリスで行われたFIA-F4選手権(インディペンデントクラス)第12戦に参戦し、DRAGON選手が優勝、今田信宏選手が3位に入り、揃って表彰台に上りました。ドライバーズランキングでは、依然二人が1、2位を守っています。

ここ2大会は天候に恵まれず、延期やセーフティカー先導のレースとなっていますが、今大会も土曜日は悪天候に見舞われ、予選と第11戦の決勝が中止になるという異例の事態になりました。それでも、日曜日は天候も回復し、両選手は第12戦に集中して臨みました。

■第12戦予選(決勝グリッドの決定)
予選が中止になってしまったため、決勝のグリッドは、金曜日の練習走行の順位で決定されることになりました。悪天候で予選が中止されることを想定していたというDRAGON選手が、金曜日にトップタイムをマークしており、ポールポジションを獲得。車両にトラブルを抱え、その解消に時間を要してしまった今田選手は、5番グリッドからのスタートとなりました。

ドライバー 10/18練習走行タイム(順位)
30号車 DRAGON 1分55秒597( 1/15) 予選が中止となったため、10/18の練習走行タイムで順位を決定
44号車 今田 信宏 1分56秒150( 5/15)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:23℃、路面温度:25℃

■第12戦決勝(10月20日(日)午前9時25分〜13周)
路面が少し濡れていたため、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなりましたが、4番グリッドのKENTARO選手がトラブルで動けず、3番グリッドの鳥羽選手もタイヤを温めようとしてスピン。今田選手は労せずして3位にポジションアップしました。
SCランが解除されるとポールスタートのDRAGON選手、2位のAREX選手、今田選手が約1秒の等間隔で周回を重ね、レースは膠着状態となりました。
このままフィニッシュかと思われた最終ラップ。黄旗提示区間でDRAGON選手の前にラップダウンの車両が現れ、3台の差が一気に縮まりました。最後は3台がゴールになだれ込み、僅か0.17秒差でDRAGON選手が逃げ切るという、思わぬ展開になりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
30号車 DRAGON 1位 1分54秒850( 1/15) 25(131)
44号車 今田 信宏 3位 1分54秒871( 2/15) 15(120.5)
  • 天候:曇り、コース:ウェット、気温:11℃、路面温度:13℃

今大会を終えてのランキングは、3勝目を飾ったDRAGON選手が131pで抜け出し、今田選手(120.5p)が追う形になりました。3位のKENTARO選手がノーポイントに終わったため、4戦を残して二人の一騎討ちの様相を呈してきました。

■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
土曜日の予選がキャンセルになる可能性はあると思っていましたので、練習走行では絶対にトップを取ると気合いを入れて走りました。それは思惑どおりにいきましたが、第11戦の決勝がキャンセルになるとは思っていませんでした。雨ならポールスタートは有利ですので、やってほしかったというのが本音です。
最終ラップは思わぬ形で差を詰められてしまい焦りましたが、勝つことができて良かったです。ただ、今回もしっかり表彰台に上った今田選手が、虎視眈々と逆転を狙っていますので、残り4戦も気を抜かずにいきたいと思います。

■44号車ドライバー 今田信宏選手コメント
決勝では労せずして3位に上がりましたが、そもそも5番グリッドが予定外でした。実は、練習走行で木曜からクルマにマイナートラブルが発生し、その解消に時間がかかって出遅れてしまい、金曜日も100パーセントの状態でのアタックはできませんでした。
ただ、そういう不運もありましたが、決勝は運良く順位を上げることができましたので、差し引きして考えれば、3位は上々の結果だと思います。
ポイントではDRAGON選手と少し差がつきましたが、すぐに追いつきますので、心配はしていません。残るレースも勝負を楽しみたいと思います。



関連記事

特集記事

TOP
CLOSE