FIA-F4第5,6戦鈴鹿(8/3-4) B-Maxレポート

不運続きの週末ながら、着実にポイントを獲得

B-Max Racing Team（チーム総代表 組田龍司）は、8月3〜4日に富士スピードウェイで行われたFIA-F4選手権（インディペンデントクラス）第5、6戦に参戦し、今田信宏選手が5位と3位、DRAGON選手は9位と4位に入りました。不運なアクシデントもあり、歯車の噛み合わない週末でしたが、二人とも着実にポイントを重ねました。

木、金曜日に行われた練習走行では、両日ともDRAGON選手がトップタイムをマーク。今田選手は、SFライツ、スーパー耐久、FIA-F4と、3週連続のレース出場による疲れが残っていたのか、本来の速さを発揮できず。期待と不安を抱えて予選に臨むことになりました。

■予選（8月3日（土）午前8時20分〜8時40分）
DRAGON選手は、積極的に周回を重ね、1分48秒170までタイムを縮めたところで、ポールを狙って最後のアタックに入りますが、不運にも遅い車に引っかかってしまい1分48秒020。狙ったタイムには届かず、ポール奪取はなりませんでした。
今田選手は、クルマの仕上がりは良かったものの、アタックに入った4周目の1コーナーで、タイヤをロックしてコントロールを失いクラッシュ。車両のダメージは少なかったものの、1分49秒018という不本意なリザルトで終わってしまいました。

• 天候：曇り、コース：ドライ、気温：31℃、路面温度：32℃

■第5戦決勝（8月3日（土）午後0時15分〜14周）
DRAGON選手は、スタートは決めたものの、1コーナーの混戦のなかで後続車に追突されてしまい、最後尾まで順位を落としてしまいました。一方、クラッシュで傷めたタイヤを交換したため、規則により最後尾スタートとなった今田選手は、スタートから予選を上回る1分48秒台をコンスタントに刻み、4周目に8位、7周目に6位、10周目には5位まで順位を上げてフィニッシュ。
DRAGON選手も諦めずに追い上げて9位でレースを終え、非常に苦しいレースでしたが、二人揃って貴重なポイントを獲得しました。

• 天候：曇り、コース：ドライ、気温：34℃、路面温度：49℃

■第6戦決勝（8月4日（日）午前8時40分〜14周）
DRAGON選手は、セーフティカー（SC）ランの原因となった1周目のアクシデントが目の前で起こったため、これを避けようと急減速。6位まで順位を落としてしまいました。一方、最後尾からスタートの今田選手は1周目にごぼう抜きを見せ、ドラゴン選手に次ぐ7位まで急浮上しました。
今田選手は、勢いそのままにSCラン解除後には、DRAGON選手もかわして3位にまでポジションアップ。さらに前を追いますが、2位を走る車両の背後に迫ったところでチェッカーとなりました。DRAGON選手は今田選手をコンマ4〜6秒差で追い、4位でフィニッシュしました。
2台ともペースは良かっただけに、アクシデントとSCランによる実質の周回数減が悔やまれるレースとなりました。

• 天候：曇り、コース：ドライ、気温：32℃、路面温度：38℃

■30号車ドライバー　DRAGON選手コメント
ついていなかったとしか言いようのない週末でした。第6戦ではファステストラップも取りましたし、速さは十分あったにもかかわらず、結果には繋がりませんでした。それが自分のミスなら諦めもつきますが、第5戦は後続車両による追突、第6戦は1周目のアクシデントが目の前で起きるという不運が重なった上での結果ですので、悔しさが残りました。
でも、まだシーズンは折り返し前ですので、鈴鹿大会に向け気持ちをリセットして巻き返したいと思います。

■44号車ドライバー　今田信宏選手コメント
今週末は、練習走行でクラッシュ、予選もクルマは決まっていたのに、攻めすぎて同じ1コーナーでクラッシュと、流れが本当に悪くて、これは2週間前のSFライツから続いているような気がします。
ただ、第6戦は、最後尾から諦めることなく追い上げて表彰台を獲得できました。欲を言えば、トップまで行きたかったという思いはありますが、悪い流れのなかで5位、3位というリザルトは上出来だと思います。