今田選手とDRAGON選手が連続ワンツーフィニッシュ
DRAGON選手がポイントリーダーに
B-Max Racing Team(チーム総代表 組田龍司)は、6月1〜2日に鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4選手権(インディペンデントクラス)第3、4戦に参戦し、第3戦は今田信宏選手が、第4戦はDRAGON選手がポール・トゥ・ウィンを飾り、両レースともにチームでワンツーフィニッシュを飾りました。今季2勝目を挙げたDRAGON選手は、ポイントリーダーに立ちました。
今田選手は、開幕大会を欠場したため、新型車両では木、金曜日の練習走行がドライコンディション初走行となりましたが、安定した速さを示し、DRAGON選手とともに自信を持って予選に臨みました。
■予選(6月1日(土)午前9時5分〜9時25分)
開始10分を過ぎたあたりから各車アタックに入り、今田選手が1分10秒973をマークしたのを皮切りに、DRAGON選手とのポールポジション争いが始まり、DRAGON選手が1分10秒944でトップタイムを更新すると、今田選手も10秒845で再逆転するという白熱した戦いを繰り広げました。最後にDRAGON選手は10秒906と自身のベストタイムを叩き出しますが、今田選手のタイムに100分の6秒届かず、今田選手の第3戦ポールポジションが確定。セカンドタイムで決まる第4戦はDRAGON選手が上回りました。
ドライバー | 第3戦予選Bestタイム(順位) | 第4戦予選2ndタイム(順位) | |
30号車 | DRAGON | 2分10秒906( 2/17) | 2分10秒944( 1/17) |
44号車 | 今田 信宏 | 2分10秒845( 1/17) | 2分10秒973( 2/17) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:25℃、路面温度:28℃
■第3戦決勝(6月1日(土)午後2時〜11周)
好スタートを決めたポールシッターの今田選手は、DRAGON選手を従えてコントロールラインに戻ってきました。1周目にストップした車両があり、セーフティカー(SC)が入りますが、リスタート後も順位は変わらず、今田、DRAGON選手が1、2位を守ったままレースは進みました。
終盤、二度目のSCランとなり、さらに、スタートで遅れて追い上げてきたチャンピオンクラスの車両が二人の間に入る場面はありましたが、今田選手が安定した走りでDRAGON選手を引き離し、今季1勝目を飾りました。
ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | |
30号車 | DRAGON | 2位 | 2分12秒956( 5/17) | 18(43) |
44号車 | 今田 信宏 | 1位 | 2分12秒860( 4/17) | 25(25) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:28℃、路面温度:41℃
■第4戦決勝(6月2日(日)午前8時40分〜11周)
2番グリッドの今田選手が抜群のスタートを見せてトップに立ちますが、1〜2コーナーの混乱をうまく見極めたDRAGON選手が2コーナー先で逆転。ここからは、トップに立ったDRAGON選手の背後から、今田選手がプレッシャーをかけ続ける展開が続きました。
ほぼ同じラップタイムを刻む両者の差は、4周目0.6秒、6周目0.7秒、8周目0.4秒と、周回を重ねても1秒と開くことはなく、結局テール・トゥ、ノーズの状態のまま、最後まで隙を見せなかったDRAGON選手が、0.3秒差で逃げ切って今季2勝目のチェッカーを受けました。
ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | Rank | |
30号車 | DRAGON | 1位 | 2分12秒156( 7/17) | 25(68) | 1 |
44号車 | 今田 信宏 | 2位 | 2分12秒033( 4/17) | 18(43) | 4 |
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:21℃、路面温度:25℃
■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
今田選手とは、セットアップの方向性が異なっていますので、コースの前半は自分が速く、後半は今田選手が速いという、キャラクターの違いが出ていました。その違いをお互い理解したうえで、予選から競り合っていましたので楽しかったですね。
結果として1勝ずつ。チームとしては、2戦ともワンツーフィニッシュという最高の結果で終えることができ、良い週末を過ごすことができました。
■44号車ドライバー 今田信宏選手コメント
ドライコンディションで新型のクルマを走らせたのが、このレースウィークが初めてでしたので、練習走行でいろいろなセットを試しました。結果として、セッティングも決まって、気持ち良くレースをすることができました。
DRAGON 選手とは、予選も決勝も1勝1敗。チームとしては、両レースでワンツーが取れましたし、レース内容もジェントルマンとしてはハイレベルな戦いができたと思います。本当にベストな週末でした。