2024 SF第1戦鈴鹿サーキット(3/9-10)レポート

Super Formula

悔しさは残るもデビューレースは12位完走

San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 宮田雅史)は、3月9~10日、鈴鹿サーキットで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第1戦に参戦し、SFデビューとなる木村偉織選手が12位で完走を果たしました。
例年より早い開幕となった今シーズン。ルーキー木村選手を迎え、新たにSan-Ei Gen with B-Maxとして参戦するチームにとっても心機一転の開幕戦となりました。
レースウィークの鈴鹿サーキットはかなり冷え込んだ天候となりましたが、難しいコンディションのなか、木村選手は土曜日のフリー走行から安定した走りを見せ、初の予選Q1を見事に突破。決勝もスタートで遅れはしましたが、コンスタントに走りきって12位でフィニッシュ。次に繋がる形で開幕を終えました。

■予選(3月9日(土)午後3時5分〜)
期待と不安の入り交じるなか、初めてSFの予選に臨んだ木村選手は、Q1で期待以上の走りを見せ、優勝経験のある選手らに次ぐ4位のタイムをマーク。初戦からQ1突破という快挙でピットを沸かせました。Q2はやや気負いが出てしまい12位となりましたが、ロングランは2月に行われたテストでも好感触を得ていたので、決勝への期待は膨らみました。

 
ドライバー セッション タイム/順位
50号車 木村 偉織 予選 Q1(順位) 1分36秒601( 4/11)
Q2(順位) 1分36秒851(12/12)
総合順位 12位
  • 天候:晴れのち曇り、コース:ドライ、気温:8度、路面温度:18度

■決勝(3月10日(日)午後3時45分~31周)
スタートではクラッチを繋ぐタイミングが合わずに出遅れてしまいますが、2周目に他車のアクシデントによるセーフティカーランが解除されると、コンスタントに1分41秒台をマークして追い上げを図りました。
14位走行中の10周目にタイヤ交換をした後は、1分39秒台を連発する速さも見せ、さらなるポジションアップを狙いますが、上位陣も安定しており、全車がタイヤ交換を終えた27周目の順位は12位。残り周回も果敢に攻めましたが、順位を上げることは叶わず、目標としていたポイント圏内にあと少しの12位でデビューレースを終えました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 木村 偉織 決勝 順位 12位
ベストタイム 1分39秒798(7/21)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:12度、路面温度:22度

■チーム監督 本山 哲コメント
チームにとって新たな体制で臨んだ開幕戦でしたが、ルーキーのデビューレースとしてはベストといえる内容で、非常に良かったと思います。特に予選Q1をあのメンバーのなかで4位通過したことは快挙と言って良いと思います。決勝も中団で踏ん張ってポイント獲得が見える位置でレースができたので、チームとしてもレースウィークを良い雰囲気で終えることができました。
次は、確実にポイントゲット、そして表彰台を見すえてチャレンジしていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

■チーフエンジニア 宮田雅史コメント
Q2とスタートのミスはありましたが、Q1通過と安定した決勝のペースを考えると、目標の50パーセントは達成できたという感じです。ルーキーということを考えると、2月のテストから、間隔を空けずにレースを迎えることができたのも良かったと思います。
次のオートポリスは、インターバルが2か月ありますので、今回のデータをじっくり解析して臨みます。

■ドライバー 木村偉織選手コメント
SFの土日でフリー走行から決勝までこなすレースフォーマットは、これまで経験してきたカテゴリーと比べて非常にコンパクトですので、あっという間にデビューレースが終わってしまったという印象です。
初レースとはいえ、この結果には納得していないですし、課題もたくさん見つかりましたので、次に向けてしっかり準備して、より良いリザルトを残すことに集中していきたいと思います。応援よろしくお願いします。



関連記事

特集記事

TOP
CLOSE