綾瀬市と連携協力の覚書を締結しました

10月25日、B-Max Racing Team（チーム総代表 組田龍司）は、活動の本拠地（ホームタウン）である神奈川県綾瀬市と「綾瀬市の活性化に向けた連携協力に関する覚書」(※)を締結しました。

綾瀬市役所で行われた締結式では、古塩政由（こしおまさよし）綾瀬市長と組田チーム総代表が、両者で連携して地域の活性化を目指すとした覚書に署名をしました。

当日は、チーム側から本山哲SF チーム監督、松下信治選手、立会人として日本レースプロモーション株式会社（JRP）の上野禎久代表取締役社長が出席しました。

今回の連携協力の締結に伴い、週末に開催されるJAF鈴鹿グランプリには「AYASE PRIDE」のロゴをマシンに貼って走り、小塩市長が応援に駆けつけることも明らかにされました。
これまで、サーキットが存在する自治体がレースイベントを後援することはありましたが、自治体とレーシングチームが連携して地域を盛り上げようという取り組みは、前例のないものと思います。

古塩市長コメント
「チームと綾瀬市との関わりは今年からですが、レースを生で観戦し、工場も見学させていただくなかで、レースが速く走るということだけでなく、カーボンニュートラルにも取り組まれていることなどを見聞きし、行政としても大変参考になりました。今回の締結を機に綾瀬市に素晴らしいレーシングチームがあることを市民に伝え、地域の活性化に繋げていきたいと思います。いろいろな形で両者にとってウィンウィンの関係になることを期待しています」

組田チーム総代表コメント
「私の知る限りこのような形での行政とチームの連携は初めてのことと思います。非常に光栄で身の引き締まる思いです。ぜひチームの活動を多くの方に知っていただき、応援をお願いしたいと思います。そして、今回の締結の目標として、チームが悲願の日本一を達成した際には、綾瀬市民の皆さまと喜びを分かち合いたいと思っています。また希望として、ぜひレーシングカーによる公道でのパレードランを実現したいと思っています」

本山SF チーム監督コメント
「綾瀬市との連携は非常に素晴らしいことと感じています。先日のオープンファクトリーでは、遠方の方も含めて多くの方に工場を見学していただきました。今回の締結によって、より多くの方に“綾瀬市のレーシングチーム”として認知していただければと思います。監督としてはチームが良い成績を上げるようにすることが仕事ですが、それが地域の活性化にも繋がるよう綾瀬市と協力していければと思います」

松下選手コメント
「プロのレーシングドライバーとしては、良い成績を上げることが自分のキャリアアップに繋がり、自動車メーカー、チーム、スポンサーなどの喜びになるということを考えてきました。そこに地域の方々の喜びが加わることによって、ドライバーとしての大きなモチベーションになると感じています。ぜひ最終大会では来年に繋がる結果を出したいと思います」

上野JRP 代表取締役社長コメント
「我々が運営する全日本スーパーフォーミュラ選手権は来年50 周年を迎えますが、このタイミングでこのような行政とチームの連携が行われることは大変喜ばしいことと思います。レースは、自動車という道具を使う、産業との結びつきが非常に強いスポーツです。スーパーフォーミュラにおけるカーボンニュートラルの取り組みが、地域の産業にも良い影響を与えられるものと思っています。締結を機に綾瀬市が“モータースポーツのまち”として盛り上がっていただくことを心から願っています」

B-Max Racing Team は、今年、松下選手による高校での特別講義やオープンファクトリー（工場見学）などを実施してきましたが、今回の覚書の締結を機に、より積極的に綾瀬市や地域の活動に協力することで、地域社会及びモータースポーツ界に貢献していきたいと考えています。